ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから /The Half Of It 感想Netflixで絶対みるべき映画

こんにちは、年に250本以上映画を見る、まるのまど(@fpmarunomado)です。

今日は遅ればせながら「ハーフ・オブ・イット、 面白いのはこれから 」を観た感想をかきたいと思います。

予備知識なしで観たんですが、めちゃくちゃ激推し映画になったので見ようか迷っている方は是非!

 

注意
この記事には作品のネタバレを含みます。

該当箇所には改めて注意書きを添えますのでご確認ください。

 

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから /The Half Of It 感想Netflixで絶対みるべき映画

監督アリス・ウー
公開2020年5月1日
上映時間104分
配給NetFlix
出演リーア・ルイス
ダニエル・ディーマー
アレクシス・レミール
キャサリン・カーティン
ハーフオブイットは配信公開後、映画批評サイトRotten Tomatoesで批評家の97%の支持を得ている。
RottenTomato

ハーフオブイットのあらすじ

thehalfofit公式より引用

ハーフオブイットは、NetFlixで2020年5月より配信されたロマンティックコメディ映画です。

スクワハミッシュという田舎町に住む高校生エリーは、友人のいない孤独な日々を淡々と過ごしていた。同級生との交流といえば小遣い稼ぎにしている宿題代行。そんな日々の中、「ラブレターの代筆をしてほしい」とアメフト部のポールがやってくるが…。

予告映画を見てもいわゆる「インスタ的美しさ」はないため、個人的にはどこかすこし地味な印象を受けていた作品です。

ネタバレなしでおすすめポイントをあげるとすれば、象徴的な感情表現のすばらしさが光っていました。

美しい恋愛映画ベスト10に間違いなく入る傑作だと個人的に思います。

今ではこの映画を配信直後に観ないなんてばかだったと感じています。

まど

意外にも飯テロシーンがあるので何かご用意して見るといいかもしれません。
注意
以下の記述からは作品に関する重大なネタバレを含みます。ご注意ください。

ハーフオブイットのみどころ

thehalfofit公式より引用

・三人の距離感

スマホで連絡をとるのが当たり前の時代にラブレター(手紙)を選んだことで、それぞれの関係の距離感が決定づけられたように思います。

まず、手紙を使用したことでアスターとポールの間には秘密ができ、

それを共有するポールとエリーの間には親密さが生まれていきます。

代筆を通してエリーは一方的にアスターを知っていくこととなり、

アスターとポールよりエリーとポール、

そしてエリーとアスターのほうが実は多くの感情や時間を共有します。

エンディングに向かって三人がどうなっていくのかは、最初に手紙を用いた時点で決まっていたのかなと思いました。

・エリーの表情

エリーは映画がかなり進行するまでまったく笑顔を見せませんでした。

対照的にほとんどニコニコしているポールがそばにいるのですが、彼女がつられ笑いをすることはありません。

だからこそ、戸惑ったときや、傷ついたときなど喜び以外の感情が引き立ちます。

特によいなと思ったのはポールにヤクルトを飲ませてもらうときの、顔です。

ポールに心を許している家族のような目をしていて、かわいいなと思いました。

・言葉にできない美しい場面

顔を合わせないまま壁の絵を完成させて、それがあっさり消えてしまうところ。

エリーのお父さんとポールが言葉はそんなに通じていないけれど、料理を通して心がクロスしていっていること。

アスターとエリーが水浴びの最後、言葉もなくただ浮かんで空をみているところ。

バカで陳腐でくだらないことだと切り捨てた、電車を追いかけるという行動を笑顔でするポール。

そしてそれを見て、「なにやってんのこいつ」みたいな顔をしたあとで笑うエリー。

高校生の時の、たぶん一生忘れないだろうなっていう何気ないことが詰め合わさっていて、こわいんだけどちょっと泣きそうになりました。

まど

エリーがしあわせになってほしい

ハーフ・オブ・イットのネタバレあり感想

thehalfofit公式より引用

(本編に関わる重大なネタバレばかりなのでこれから見る方はご注意ください)

10代の恋愛でかつアメリカ映画なので「暗い」か「明るい」に振り切ってるのかなあと偏見を持ってみました。

まさかの「爽やか」だった。心が薄汚れているのでどうせポールが、差別的なことエリーに言ったりするんだろうなと思ってました。

本当にこころがうすよごれているな、と感じました。

ポールは素直な人で、それだけではなくてすごく勇気のある人だなと思いました。

彼は自分の中の壁を破ることに対してすごく勇敢なんですよね。そこはエリーにないところ。

冷たくあしらうエリーに代筆を頼む、親のレシピを変える、取材してほしくて記者(相手は大人)に電話する、白い目で見られるエリーのたった一人の味方になること。

彼が試合の後、エリーにいった言葉はひどかったけどこういうことってあるよなあって肌がびりっとした。

人は傷つきたくないときに、とてもよくない言葉や態度をとって自分を守るものだと思う。

それは取り返しがつかないことも多いから推奨しないけれど、あの場で彼が変に優しくするよりずっとリアルだったと思います。

エリーが要件や条件、事実ばかりしゃべるのも防衛の現れで、アスターが周囲とぶつからないことが正解だと思うための材料を探すのも防衛。

たった100分くらいの物語ですごく登場人物を理解できるって、シナリオのすごさですよね。

アスターの彼がバカだけど悪い人じゃないところも、良かった。

「チュー!チュー!」奴に天罰がくだらないのもすごく、無駄がないし自然でよかった。

ポールが一回くらい殴るかなって思って見てたけど、なんていうかそういうヒーローとヒロイン的場面を廃したのもこの映画の良さだなって思う。

 

色んな素敵なシーンあるけど、私はポールが電車を追いかけたところがほんとにめちゃくちゃ大好きです。

映画の中盤で、彼が彼女をおいかけて線路を走る映画をエリーとポールとエリーのお父さんで見てて、

エリーはありきたりでつまんない展開だって吐き捨てるんですよね。

ポールは感動して「彼の気持ちが伝わってくる」っていって、見とれていて、

それをエリーは「悲しそうな彼女もバカだ」ってぶった切りする。

でも最後ポールは自分の気持ちを伝えるみたいに走って、エリーは笑った後泣いて、

あの日の映画の彼女のように切ない顔になる。

最後爽やかにお別れして、エンドロール!な映画たくさんみてきてはずなのにめちゃくちゃここで感動しちゃいました。

何がほかと違うんだろう…?わかったらまた加筆します。

そんなわけでハーフオブイットは全世代におすすめのラブコメディでした・・・!

まど

映画が好きな方にかなりおすすめです!

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